リベリアマイク(ラバリエマイク)の意味を解説

ラベリアマイクロフォン(Lavalier Microphone)とは?

ゼンハイザー MKE2 ラベリアマイク
ゼンハイザー MKE2 ラベリアマイクロフォン

ラベリアマイクロフォン(英語: Lavalier Microphone)とは、服の胸の位置に装着するピンマイクのことである。ラベリア マイク、ラバリエマイク、リベリアマイク、のように読み間違えそうになるが、正解は、ラベリアマイクである。

ワイヤレス ラベリアマイク

ラベリアマイクは、一般的にワイヤレスで利用されることが多い。胸元に付けたピンマイクであるラベリアマイクを、洋服の中を通じて後ろの腰ベルト等に付けた送信機に接続する。カメラに接続、またはカメラの近くにある受信機で音声を受け取る。

ワイヤレス ラベリアマイクのメリットは、マイクとカメラの間が無線接続となるので有線接続と異なり長い配線がじゃまになることがないことである。

ゼンハイザー ワイヤレス ラベリアマイク AVX-MKE2
ゼンハイザー ワイヤレス ラベリアマイク AVX-MKE2 定価12万円(税別)

放送用の高性能ワイヤレス ラベリアマイクは、価格が30万円以上のものも存在するが、最近では、5万円~10万円前後で手軽に入手可能になった。筆者は、ゼンハイザー(Sennheiser)のAVX-MKE2というワイヤレス ラベリアマイクを購入したので、後日別ページでレビューする。

Canon XC10とゼンハイザー ワイヤレス ラベリアマイク AVX-MKE2
Canon XC10にゼンハイザー ワイヤレス ラベリアマイク AVX-MKE2の受信機を接続

ワイヤレス ラベリアマイクの選び方

ワイヤレス ラベリアマイクを購入する場合、ラベリア マイク セットの価格の内の大部分がワイヤレス送受信機の値段になる。ワイヤレス接続する際の電波の周波数を見て見よう。周波数帯によっては 無線WiFiと同じ周波数帯となるので自宅などでWiFiルーターやスマホやPCのWiFi電波が沢山飛んでいるエリアでは接続が途切れる場合もあるので注意が必要だ。また、ラベリアマイクを複数使う際は、各ラベリアマイク毎に周波数を変える必要があるが、最近の機種では混線しそうになった場合は自動的に周波数を変更して混線を自動的に防ぐ便利なワイヤレス ラベリアマイクも存在する。

ラベリアマイクの性能

価格が安いラベリアマイクと高価なラベリアマイクの違いは、その性能にある。購入検討時に、マイクのスペック表を見てみよう。ダイナミックレンジは、小さな音から大きな音まで幅広く拾うことができるかを意味する。最大音圧(SPF)とは、どれだけ大きな音を音割れせずに拾えるか意味する。大きな音がでる楽器の音をラベリアマイクで直接録音、録画する際はSPFの大きなマイクが必要になる。S/N比は、Signal to Noiseの比率を表す数字で音響機器を通すことによって生じる雑音レベルと信号と雑音の比率で表す。S/N比の値が大きいほど雑音レベルは小さくなる。S/N比が低いラベリア マイク機器の場合、無音状態でもサーーーっというホワイトノイズが記録されることがある。

ラベリアマイク 風防

ラベリア マイクを屋外など、風の影響のある場所で使う際は、風音の侵入を防ぐためにピンマイクの頭に風防を付けて利用する。ラベリアマイクによっては、購入時に専用の風防が付いている(筆者が購入したゼンハイザー ラベリアマイクには風防がついていた)。マイクの風防を、ウィンドジャマー、またはウィンドスクリーンとも呼ぶ。

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