キヤノン XC10ボディ左側のフォーカス関連ボタン。フォーカスMでマニュアルフォーカス、Aに設定するとオートフォーカスで撮影できる。また、マニュアルフォーカス時にPUSH AFボタンを押すと自動的にピントを合わせることができる。
キヤノンXC10のオートフォーカスは、キヤノン一眼レフのようにスッと動きピタッと止まる高速で正確なオートフォーカスを期待していたが、実際に使って見た印象としてはかなりオートフォーカス速度が遅いと感じる。
例えば、目の前の水泳コースを泳いでいる選手がゴールした瞬間に遠くの電光掲示板の結果を撮影するとぼやけた状態がしばらく続き、ピントがあるまでに数秒かかることがある。背面液晶タッチパネルをタッチするとピントがすぐに合うかとタッチしてみたがオートフォーカス速度は変わらず遅いままである。オートフォーカステスト動画はこちら↓↓↓↓↓
ピントが合った際のオートフォーカスの正確性については十分満足できるものである。4K映像撮影は画質が良い分、少しのピントがのずれも気になるが、その点、正確に合焦した際のフォーカスは正確である。背面液晶だけでは手動によるピント合わせが難しいため、オートフォーカスはありがたい。
距離が急激に動かない場合のフォーカス速度は十分満足できるが、近距離から、急激に遠距離を撮影した場合などの被写体までの距離が大きく変化した際のオートフォーカス速度は余りに遅すぎる。
XC10のオートフォーカス方式は、TTL自動焦点(TTL方式)である。
XC10のフォーカス方式は、手動とオートフォーカスを切替できるが、オートフォーカス設定時も、ピントリングを回すとマニュアルフォーカスを行うことができる。とXC10のマニュアルには記載されているが、どうしてもうまくマニュアルフォーカスが出来ない印象である。後日再度試して見るが、ピントリングを回しても手動方式とはならないのでフォーカスが合うまで待つ必要がある。
XC10には、フォーカスアシスト機能として、フォーカスピーキング機能、中心部分拡大機能が付いている。
XC10には、フォーカスピーキング機能が付いている。設定画面からON/OFF切替、及びフォーカスピーキング色を赤、青、黄色から選択することができる。
フォーカスピーキング機能を利用すると、ピントが合っている箇所が設定したピーキング色で表示されるため、背面液晶などを使って正確なピント合わせを行うことが容易になる。
MAGN.ボタンを押すと、中心部分を約2倍に拡大表示されるためより正確なフォーカスを行うことが容易になる。もう一度MAGN.ボタンを押すか、画面上の×をタップすることにより、拡大表示から元にことができる。
XC10は、マニュアルフォーカス時にボディ左にあるPUSH AFボタンを押すことによりオートフォーカスを行うことができる。
XC10のフェイスキャッチ機能により、人物を撮影する際は顔に自動的にピントを合わせることができる。通常はオートフォーカスモードで利用する際は自動的にフェイスキャッチ機能がONになるが、オートフォーカス設定時も、設定によりフェイスキャッチ機能をOFFにできる。
フェイスキャッチ機能は、絵に描いた人物像も顔として認識するほど優秀である。
インタビュー動画など、ある程度人物が固定された状態で撮影する際には顔認識オートフォーカスが役立つ。
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