XC10 ファーストインプレッション レビュー

Canon XC10 ファーストインプレッション

XC10購入セット一式
Canon XC10購入セット一式。

Canon XC10メモリーカード・カードリーダーセットを購入した。XC10本体に加えてSanDiskのCFast 2.0カード64GB、SanDiskのCFast2.0カードリーダーがセットされている。上記セットを購入した際、購入店から充電池LP-E6Nと専用充電器LC-E6をプレゼントで貰った。更に追加で58mmサイズのプロテクター用フィルターと、上記写真には写っていないがSanDiskのSDXCカード128GBを購入した。

XC10を開封

XC10購入セット一式開封
Canon XC10本体の箱を開封して同梱物を確認。

XC10の他に背面液晶に取り付けて使えるファインダーが附属されている。充電池が1個附属しているが充電池を単体で充電するための充電器は付いていない。本体にACアダプターを直接接続して充電できる。その他、フードやストラップも付いている。クイックマニュアルは附属するが、あれっ?取り扱い説明書が付いていない。取り扱い説明書はネットでPDFデータをダウンロードして見てくれということか。

XC10の充電池を別売りの専用充電器で充電する

XC10購入充電器
Canon XC10の充電池を専用充電器(別売品)で充電開始。

XC10本体はかなり小さい

Canon XC10 本体
Canon XC10 本体。この小さなボディの中に大きな性能が詰まっている。

Canon XC10 本体はかなり小さい小型の一眼レフ並である。手の中にすっぽりと収まる感じである。この小ささが嬉しい、こんな小さな高性能ビデオカムコーダーを求めていた。車でいうと、プレミアムコンパクトクラスである。小さいけど高性能・高級。小さなボディーの中に高い性能が詰まっている。

ボディーは金属製では無いが手に持った質感は悪くない、その軽さが嬉しい。

Canon XC10 本体 横顔
Canon XC10 本体の横顔も素敵だ。

Canon XC10を購入する前は、Nikon D4という一眼レフを動画撮影として使っていた。主にスチル撮影用としていたのでビデオカムとしての出番は少なかったが、子供の水泳大会の撮影や、会社で作る動画コンテンツの撮影用としてNikon D4を使っていた。しかし、もう少し高性能なビデオカムが欲しくなった。以前、SONYのPXW-FS7のセミナーに参加した際、その高性能ぶりに憧れた、PXW-FS7を欲しいと思った、しかし余りに大きくて想いボディに購入を断念した。SONY PXW-FX7のセミナーで見た4K映像、及びLog収録によるグレーディング編集デモを見て、もっと小さくて4K撮影、Log収録ができる機種は無いかと探していた。その後、PanasonicからDVX200という機種がまもなく発売されるというニュースも見た、PXW-FS7よりも少し小さなボディは魅力であったが、それでもやはり大きすぎた。

最も多く撮影する水泳大会動画収録の際は、自分の子供の出番の時だけビデオ一脚を使い通路で撮影を行うため、余り大きなボディのビデオカムは利用できないし、本気度が溢れているのもちょっと恥ずかしい。そんな時に出会ったのがこのCanon XC10である。正に、自分の利用シーンにはぴったりのビデオカムであった。

Canon XC10 を使って初めての撮影

まずは、室内でXC10を使い手持ち撮影を行った。左右にパンするだけの映像であるが、少々カメラが小型過ぎるのかレンズ軸に対して少しだけ回転手ぶれが発生してしまった。実際の利用時にはビデオ一脚を利用する予定のため、手振れについては気にならない。

Canon Log収録を行って見る。Log収録を行うことにより、白とびや黒つぶれを防ぎながら広いダイナミックレンジで撮影できる。ただし、撮影した直後の生データを見るとコントラストの薄い、色のりの悪い映像になる。これを動画編集の際に、グレーディング作業といってコントラストや色味調整を行うことにより階調豊かな映像が現れるのである。筆者は、動画編集用にMacBook ProというノートPCと、Adobe Premire Proという動画編集ソフトを使っている。この組合せを使うと4K映像もリアルタイム再生・編集を問題無く行うことができる。4K映像となると、データ量も巨大になり、また編集の際のパソコンへの負荷がかなり大きなものになるので、編集機材も高性能なものが必要になってくるだろう。

Canon XC10 のマイク性能は良好

XC10のマイク性能は予想していたよりも良好である。XC10購入前は、まともに収録するには外部マイクが必須だろうと考えていたが、本体上面についているマイクだけで思ったよりもノイズも少なく綺麗な音声データを記録できる。なお、今回筆者は外部マイクとして、RODE Stereo VideoMic xという外部マイクを購入した。外部マイクのレビューは追って行う。

Canon XC10 レビュー記事

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